頑張り屋のママに必要な自己効力感とは?

子育て 頑張っているのにうまくいかないのはなぜ?

あなたは「勉強や仕事は努力して乗り越えることができたのに、どうして子育ては頑張ってもうまくいかないんだろう・・?」と途方にくれていませんか?実はこれまで様々な問題を乗り切ってきた真面目で頑張り屋のママが子育てに行き詰り自信をなくしてしまうケースは案外多いものです。この記事では「どうして子育ては努力しても思うようにならないの?」と悩むママが笑顔で子育てできるようになる方法とそのために必要な自己効力感の高め方をお伝えします。

子育ての自己効力感下がってない?

普段は前向きでトラブルにも動じない頑張り屋の女性は本来自己効力感が高い人。もしあなたが「仕事なら前向きに頑張れるのに子育てだけは自信がもてない・・・。」と感じるなら、”子育ての自己効力感”が下がっているのかもしれません。

自己効力感とは「うまくいくかどうかわからないけどやってみよう。」と思う気持ちや「私ならできる。」と思う自分への信頼感のことを言います。自己効力感が高ければ、嫌な事、辛い事が起きても肯定的な面に意識がいくようになるのでイライラや不安を感じにくくなり、前向きに行動していけます。

あなたがもともとはそういったタイプだったのに、「私は子育てに向いていないのかも・・。」「子どもに言うことを聞かせられないなんて母親失格だ。」と自分を責めて落ち込んでいるなら、”子育ての自己効力感”が低くなっているだけ。”子育ての自己効力感”を高めれば、母親としての自分に自信がもて、子どもに対してもイライラや焦りを感じにくくなり、子どもに対してもプラスのイメージがもてるようになっていきます。怒鳴ったりきつい言葉を浴びせたり、イライラ重々しい空気で沈み込むこともなく、前向きに子育てを楽しめるようになっていきます。

頑張り屋のママの罠

真面目で努力ができたからこそうまくいったことがたくさんあると思います。それはあなたの強みだから大事にして下さいね。でも「頑張っているのに子育てがうまくいかない。」とイライラしたり、落ち込むのにはちゃんとした理由があります。心理学と脳科学の観点からごわかりやすくご説明します。

努力しない子が許せない

実は努力して問題を解決してきた人ほど、努力しているのにうまくいかないことに恐れと不安を感じます。

あなたはこれまで辛くても傷ついても前を向いて努力を続けてこられたのではないでしょうか。けれども、そういうママほど「最善を尽くし努力することが大切。」という信念が強いため、努力=万能だと強く信じがちです。

心理学では人はこれまで生きてきた経験から様々なことを学び自分なりの価値観を育てていくと考えられています。成功体験から「〇〇するとうまくいく。」「〇〇しない方がうまくいく。」とか、失敗やトラウマから「〇〇するとダメだ。」「〇〇しないとダメだ。」と学んだことが個人の価値観になっていくのです。人それぞれ考え方が違うのは、経験してきたことと、その受け止め方が違うからなんです。頑張り屋の人は頑張ることでうまくいったと感じた経験、頑張らないとダメだと思うに至った経験が必ずあったはずです。

私たちはそういった自分なりの価値観を信じそれに従って生きることで自分を守って生きています。だから特別意識しない限り、その価値観がうまく機能するような行動を安全だと感じ、無意識に選択します。「頑張れば大丈夫!」「頑張らないと認められない。」という強く信じていると頑張ることがデフォルトになり、頑張らない事、努力しない人に強い抵抗を覚えてしまいます。頑張れないと焦ったり、努力してない人を見ると腹が立ったりするのは、これまで育ててきた信念に反し、不安や恐れを感じているからなんです。

だから努力家のママほど頑張っているのにうまくいかないことに凹みがちなのです。「頑張っているのにうまくいかないと落ち込んでしまうのは、これまで十分頑張ってきたから!」まずはそのことを知って頑張り屋の自分を認めてあげて下さいね。では子育てが努力しているのにうまくいかない理由はなぜでしょう?

母性が子育てを難しくする!?

あなたは「この子が幸せな大人になれるようしっかり育てないと。」と強い責任を感じていませんか?責任を強く感じると、子育ては本来子どもが育つためにママは伴走する脇役であるにもかかわらず「私が頑張らないと。」と肩に力が入り、子育ての主役がママになってしまうのです。そうなるとママは自分が頑張ることに必死になり、子ども自身が伸び伸びと育つことに意識が向きにくくなります。そうなると子どものニーズとママの努力がずれていくのです。

出産した女性は母子一体感を強めるホルモンが分泌されると言われています。これは人類が進化する上で女性が育児を怠って命が途絶えてしまわないように発達した脳のしくみではないかと言われています。赤ちゃんは母親との一体感から安心感を得て成長し自我を築いていきます。母子の距離が近いからママは子どもを育てることができるのですが、その反面子どものために何でもしてあげられると感じママが一人で頑張りすぎてしまうことにもなるのです。

こう想像してください。子どもは様々な可能性に満ちた種です。子どもは植物と同じように、生まれつきの個性があり、成長のプロセスも様々です。親の役目はその種が必要な水や栄養を吸収し日光を取り入れ自ら伸びていくようサポートをすること。子どもが求めているのは自分にあったサポートです。

だから、もしママが一生懸命働きかけて思うような反応がなくても、それは今のその子の状態では処理が難しいだけで、ママが悪い訳でもお子さんが悪い訳でもないのです。受け入れられること、消化できることには個人差があるし、それは成長段階で変わっていくのです。頑張っているのにうまくいかない・・とすればそれはお子さんが本当に必要としているサポートなのか、今がタイミングなのか二つの視点で振り返ってみてください。

ガミガミ言ってしまうのも、過干渉になるのもお子さんのことを思うから。他の子と比べてできない事や苦手な事に不安を感じるのもお子さんのことを思うから。でもそれがお子さんが必要としているサポートなのか?あなたが課題と思っていることや解決方法がお子さんが今受け入れられるものなのか?これを振り返り、子どもが自然と頑張れるように、子どものニーズに合う頑張り方をすれば、あなたの頑張りは親子にとって実りのあるものになっていきますよ。

”子育ての自己効力感”の高め方

努力家のママが子育てで辛くなるのは、頑張っているのに子どもの心に響いていない、つまり「ママは努力したのにうまくいかない=子どもに裏切られた。」と感じるからです。これは子どものニーズとママの努力の方向性にギャップがあるから。あなたの頑張りが子どものプラスになっていると感じることができれば子育ては楽しくなり、満足できます。そして自信が育ってくれば、うまくいかなくても気持ちを立て直し子どもにプラスのメッセージを送るのが上手になってきます。それが”子育ての自己効力感”です。

子育ての自己効力感を高めるS3tepをご紹介します。

Step1 子どものニーズを知る

子どもが今何を求めてるのかニーズを知って、ニーズに合うサポートをしてあげることに意識を向けましょう。生きているとうまくいかないこと辛い事があって当然。それで不機嫌、不調になることもたくさんあると思うし、それ自体もそれを乗り越えることも子どもには貴重な経験になります。けれどもそんな時、自分の気持ちを理解してくれたり、困りごとを解決するのに必要なサポートをしてくれる人がそばにいると、前向きに頑張れますよね?

そのためには子どもとの対話を大切にしましょう。大人もそうですが、悩んだり困っている状況を的確に言葉で表すのは案外難しいものです。色々な事を考えていても問い詰められるとつい「なんでもない。」と言ったり、本音ではないことを口にしてしまうことも多いはず。けれどもママの聴く体制が整っていて、何をいっても頭ごなしに否定されダメ出しされたり、叱られたりしないという安心感があれば、お子さんが素直な気持ちが言え、ためこんでいた感情を吐き出すことで、気持ちの整理ができ課題に気付くことができるようになります。聴くことでニーズを引き出せば、効果的なサポートをすることができます。

Step2 人生のバイオリズムを知る

人によって成長の波があります。小さな頃は手がかからなかったのに思春期になって急に難しくなる子もいれば、子どもの頃手がかかって大変だったのに、中学生頃から落ち着いてくる場合もあります。

子育てがうまくいかない!と嘆く前に今あなたのお子さんがどんなバイオリズムの中に置かれているのかを知って下さい。冬に屋外で夏野菜は育たないし、真夏に野外でいちごは育ちません。人間は自然の一部、伸びる時期も伸びるタイミングも違います。

お悩みを伺っていると、子育てに行き詰まりを感じている時はこれまでの関わり方を見直す時期がきているケースがほとんどです。お子さんのホロスコープを分析すると、お子さん自身が人間関係、自分の価値、精神的な土台などが揺さぶられるような出来事が起こり、それから何かを学ばなければいけない時期にきていることが多くあります。子育てで問題がおこるのは、そんなお子さんの変化に合わせてサポートする側もアップデートが迫られるということなのです。だから子育てで悩むのは何かが間違っていたり悪かったからではなく、変化が必要だということ。何が課題でこの子はどう成長しようとしているのかを意識して下さいね。長期的なスパンでとらえることで安心して的確なサポートができます。

Step3 頑張らない私もOK

頑張り屋のママは頑張らない事に不安を感じます。子どもが頑張らないとイライラするというママは大抵頑張り屋さん(笑)頑張り屋さんのママの頭の中では、絶えず自分に「頑張れ!」とメッセージを送っているはずです。人間の脳は自分と人との区別がつきにくいので、意識しなければ自分が自分にかけている言葉を人にも送ります。子どもにも「頑張れ!」って言うのですね。

頑張るのはいいこと、頑張る人が好きなのもいいこと。それはあなたの価値観だからです。でもその価値観があるために自分を攻撃し、頑張れない自分に対して「ダメでしょ。そんなことしていたらおいていかれる。」「頑張るだけがとりえなのに。」「これまで頑張ってきたのに諦めるなんて格好悪い。」とネガティブな声をかけているなら、ちょっと工夫が必要です。そういう言葉が脳内に飛び交っているなら、もれなく子どもが頑張らないと子どもにもそういう言葉をかけて自分と子どもを苦しめてしまいます。まずは、自分自身が頑張れなくてもOKと自分を受け入れる習慣を作っていきましょう。

ネガティブな感情が出てくること自体はいいも悪いもありません。それは自然なものだから。大切なのは何に自分がネガティブな感情をもったのかちゃんと自分を理解してあげることです。そして、ネガティブな感情もちゃんと味わって認め吐き出してあげることが大切です。

もし自分にダメだししたり、厳しく冷たい言葉をかけてしまったら「そんな時もあるね。」「また頑張ればいいんだよ。」「あなたなら大丈夫。」とフォローしてあげることが大切です。これができると頑張れない自分を受け入れられるようになり、思うようにならない子育てで頑張りが足りないと自分を責めたり、頑張らないお子さんにやたらとイライラがとまらなくなるという事態が減ってきますよ。

「頑張らないとダメ。」ではなく「頑張って〇〇しよう。」という肯定的な意識に変えることで頑張らない自分も許容しながら、頑張り続けることができ、結果として苦しくなく頑張れる状態が長続きするのです。

気持ちよく子育てを頑張る賢いママへ

子育ての自己効力感を高める方法はいかがでしたか?

自分の努力の方向性が子どものニーズとマッチしていれば子育てはやりがいがあり楽しいものになっていきます。また努力してもうまくいかないからといって自分や子どもを責めず大らかな気持ちで受け入れることができると子育てでイライラすることも減っていきます。そして子どもの人生という長期的なスパンで子どもを見守ることができれば、無駄に悩まず効果的なサポートができるので、親子共にご機嫌でいられる時間が増え、共に成長していけます。

ただ子どもの話を聴こうとしても、子どものニーズや課題を把握するのも難しく、常に頑張らない自分にダメ出しをしてしまい余計にイライラや不安を募らせてしまうママもおられると思います。

聴くという行為は、自分の考えを一旦わきにおいておいて、相手の話に集中して耳を傾けるということで意識してすぐにできるものではありません。私も聴こうと思っているのについ我を忘れて余計な口出しをしてしまうことも度度です(笑)また、幼い頃からずっと努力を重ね、頑張らない自分にダメ出しをしてきた人が、頑張らない自分を受け入れるのは時間がかかるかもしれません。

でもすべての習慣はくりかえすことで定着します。できない日もあるけれど、できている日がだんだんと増えていく、できない時もあるけれど、できる回数がどんどんと増えていくことでそれがあなたの習慣になりベーシックになります。だから急がず焦らず自分を信じて進んで下さい。

もともと自己効力感の高い頑張り屋のママならコツがわかれば子育ての自己効力感も上手に上げることができます。さらにヒントが欲しい方のために無料でメール講座を提供しています。よかったらこれを参考に子育てを楽しんで、親子で素敵な時間を増やし、お子さんをグーンと伸ばしてあげられるママになって下さいね。

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