HSCの子育てでお疲れのママへ

HSCのママのお悩みとは?

HSCのお子さんは心身共に敏感なため、アレルギーや癇癪があったり、不安で物おじしやすかったりするので物理的に手がかかります。そのため「なんでこんなに手がかかるんだろう?」子育てが重荷に感じられ、十分な世話をしようと思うとママの心身がもたないと感じることもあうでしょう。お子さんがすぐに泣き叫んだり、不安がったり、苛立ったりしてしまうのは、自然と吸収してしまう様々な刺激に耐え切れず子どもの心がパンクしてしまうからで、それはHSCの気質によるものでお子さん自身に悪気があるわけではないのですが、他の大人にはそれが理解できずわがままだと思われてしまうこともあるでしょう。そこで周囲から「わがままな子。」「育て方に問題があるのでは?」という視線を送られるとママは本当に辛いですね。

私は自分も子どももHSP気質。なかなか寝ない、アレルギー、心配性、学校に馴染めない、周りに振り回される、わがまままと言われる・・色々な課題を子どもとしても、親としても乗り越えてきました。そんな私がこれまでの経験と心理学・脳科学の学びからたどり着いたHSCの子育てとの向き合い方と繊細さを強みに変える方法をお伝えします。

HSCの子の悩みとは?

HSC気質の子どもは、洞察力、共感力に優れている分だけ、物事や人の心の状態を繊細に感じ取ります。しかし、そういった素晴らしい感性があるためにネガティブな感覚、感情も味わってしまいやすいのも事実です。また、内面で感じ考えている事が、深く、広く、鋭い分だけ、それを上手に言い表すことが難しかったり、理解されず、友達と気軽にコミュニケーションを楽しめないことから、疎外感や孤独感を味わってしまいがちです。

そんなお子さんのことがママは心配で「繊細すぎて〇〇ができない。」「〇〇ではこの先不安。」とネガティブな面に意識を向けてしまいがちです。けれどもそれではお子さんは繊細である事がいけないことのように感じ、自分をさらけ出していくことに不安を覚え自分を認めることができず自信をなくしてしまいます。

HSCは感性豊かな子

ここで大切なのはママのお子さんへのイメージをポジティブなもの、希望の持てるものに変えていくことです。意識がポジティブになれば、かける言葉もお子さんへの眼差しもポジティブになります。

繊細であるということは、人の気持ちがわかる=共感力、物事の本質を見抜く=洞察力といった豊かな感性があるということ。ママがお子さんの繊細さを「豊かな感性である。」とプラスでとらえればそれがお子さんに伝わり、お子さんは自分の繊細さを受け入れ前向きな子に育っていくのです。

典型的なHSCだった私

私は今現在HSPのチェックリストに当てはまる項目は少なく、HSPゆえの辛さを感じることはほぼなくなりましたが、子どもの頃を振り返ると典型的なHSCでした。

・些細な事でも心配で寝付けない。(乳児の頃は夜泣きが激しく鍼灸に連れていかれたそう。学校で誰かが言ったきつい言葉や激しいやりとりを思い出して怖くなって目が冴えることも度々。)

・たくさん感じ、考えているのに上手に言葉にできない。(同じ年ごろの他の子どもが簡単に自分の考えを言えるのか不思議で、色々な思いが入り混じっていてうまく説明できず、それをどうしたらいいのか誰にも相談もできず悶々としていました。)

・もっと深く知りたいと思っているうちに物事がどんどん進んでいってしまう。(なぜこうなるの?とつきつめて考えてしまうので、他の人の話すテンポについていけず誰とでも仲良くするのはしんどいなあを感じていました。)

・人が叱られたり、困っているのを見るとすごく気になる。(自分に直接影響がなくても「この子のママがみたら悲しむかも・・。」と不安になる一方で「いじめる子にもそれなりの考えがあるのでは?」と分析するなど、色々な感情や思いが交錯していました。)

こういった気質が強かったので自分の感情を味合うより他人の気持ちが先に押し寄せてきたり、自分の感情を味わっても外に向けて表現することも、そんな複雑な心の内をうまく伝えることも当時の私には難しく、気づけば押しの強い子や大人に押し切られ我慢ばかりしているということが多かったのです。次第に自分は自分の意見を言わないで我慢しておくのが賢いんだなと思うようになっていきました。そして周囲からは「遅い。」「ボーっとしている。」と言われ自分は弱くてダメな子なんだと思っていました。

繊細さを受け入れるほどに前向きに

繊細さが強みに変わった瞬間

けれどもあるきっかけで短所は長所の裏返しであって才能なんだと知ってから私の性格は180度変わりました。人の気持ちがわかったり、人が気づかないことに気付いて考えたりできて、じっくり深めていけるのは私のいいところなんだと気づいてからは、積極的で前向きになり、好きな事に打ち込み、嫌な事があっても乗り越えていけばいいと思えるようになりました。そのきっかけとなったのが西洋占星術です。西洋占星術では個性や才能がどんなレベルで表現されているかという視点で個人をとらえて、何が成長の妨げになっているかを知ることができます。

例えばあるお子さんの生まれた時の星の配置から「非常に豊かな感受性と知性への欲求がある一方で強く抑圧される発揮に時間がかかる。」という傾向が読み取れるものの、ママは「ボーっとして勉強も苦手。」だと心配なら、考えを押し付けず時間をかけてサポートすれば感受性と知性が花開くという風に解釈ができます。つまり占星術の解釈は、まだ開花していない才能を開花する方法、今はマイナスに表現されている個性をプラスに転じる方法を探るのに優れているので、繊細さゆえに困りごとがおきているお子さんを導き、才能と個性を引き出し育てるのに非常に適しているのです。

占星術を活用して繊細さを強みに

私は運よく著名な占星術の先生から励ましの言葉を頂き、それまで自分が短所であると思っていた繊細さは実は長所で、それを肯定的にとらえて伸ばしていくことが大事だということに気付いてから「自分は弱くてダメな子なんだ。」という思いは薄らいでいきました。小学校5年の頃でした。それから誰かに褒められるからいいとか、けなされたから悪いとかではなく、なんでも物事のよい面をみていくことが大事なんだということに気付き、人から嫌な事を言われても気にしないでいようと思えるようになっていきました。自分で自分を認め、嫌な事があってもそこから学ぶことが大事なんだと気づいてからは弱い自分から卒業することができました。そして親は厳しく、叱られることも多かったのですが、常に結果よりプロセスを認めてくれたおかげで「どうすればうまくいくだろう?」という発想が身に付きました。これがのちに自己効力感と呼ばれることを知りました。そして自分のいいところも、他人のいいところもホロスコープにあらわれる才能や個性とぴったりと合致していることに気付きました。そして学生時代からセッションをはじめ様々なホロスコープを見るうちに、幸せに生きている人人、悩みを乗り越え成長していくはホロスコープにあらわれた才能や個性を活かして生きていることに気付いたのです。

必死になると煮詰まる子育て

はじめての子育ては七転八倒でした(笑)上の子は小さい時の私をさらに敏感にしたような子で、寝ない、癇癪を起す、初めてのことが怖い、用心深く心を開くのにものすごく時間がかかる、アレルギーがひどい・・・。思い出せば枚挙にいとまがありません(-_-;)少し出かけるにも、何をするにもものすごいエネルギーを消耗しました。食事療法も力をいれていたので私はてんてこ舞いでした。何をいっても何をやらせても子どもの気性はおさまらず、学生時代、会社員時代、努力すればなんとかなったのは過去の事・・・子育ては自分が必死になればなるほどうまくいかないということを思い知りました。

ホロスコープで子育てが楽になる

何もわからなかった最初の頃はママが頑張っていれば子どもも頑張る子になると信じてがむしゃらでした。でもそれはまるで犬に鎖をつけて無理やり引っ張ろうとしているみたいなもので「子どもの成長のペースに合わせるという視点」が欠落していました。生身の人間を育てる=その子に寄り添って伴走するのが親の役目だということに気付いたのはママになって何年目でしょう(笑)独りよがりで、思い通りにならない子どもに不満を持ち、結局は私も子どもも煮詰まって疲れてしまう・・「こんな状態で子どもがちゃんと育つんだろうか?」とよく不安になりました。

そんな私を支えてくれたのがホロスコープです。私は子どものホロスコープを分析し、当時は目の前にいる子どもをみても、そんな才能や個性が眠っているとは到底思えなかったのですが、とにかくそれを信じて育てました。

言葉も遅く自分を表現するのが難しい様子で子どもの気持ちを理解するのに苦労しましたが、それもホロスコープをみれば本人が色々な思いで葛藤し揺れて言葉にならないことがよくわかり、それを整理するかのように話をきき、引き出していきました。習い事の見学にいっても何一つ馴染めなかったのですが、ホロスコープにあらわれた欲求を満たせそうなスキルが身につく習い事を選び、また性格的にコツコツ型だったので焦らずじっくり進めたところ次第にはまり(笑)特技となり!時間をかけて身に着けたことが自信になっていきました。疲れやすく刺激に弱い自分に文句をいいながらも学校生活も趣味も楽しんでいます。少しずつホロスコープにあらわれた種が育ち青々とした緑の枝を伸ばしているそんな印象をもっています。

それは「自分ならできる!」という実感=自己効力感を育ててきたからです。

お子さんの自己効力感を高める

HSCの子にとっての自己効力感とは?

私が繊細さを強みにかえていく助けになったのが自己効力感でした。自己効力感とは自分なら「大丈夫。」うまくいくかどうかわからなくても「やってみよう。」と思う気持ちです。HSCの子はリスクを回避する慎重な遺伝子を引き継いで生まれてきています。つまり何か事をおこす前には問題がないか入念にチェックし、何度も確認を繰り返し注意力や観察力に優れていますが、その反面不安や心配を強く感じやすく、チャレンジすることに大きなストレスを感じがちです。けれども自己効力感が高ければ自分を信じる気持ち、失敗から学ぶ心が育つので、恐れずに行動する姿勢が育っていきます。

よいセルフイメージを創る

人は人からかけられた言葉で自分を認知していきます。お子さんはママや身近にいる大人からかけられる言葉で自分なりの自分のイメージを形成していきます。例えば、何かを聞かれて答えるのに時間がかかった場合に「じっくり考えたね。」と「時間かかりすぎ。」と言われるのとでは印象はかなり違いますが、そういった言葉ひとつで、お子さんは自分のことを「じっくり考えられる子。」もしくは「時間がかかる子。」というイメージを持つようになり、それが強いては性格にも影響を与えていくのです。

ママはお子さんに肯定的な言葉をかけていくことで、お子さんのセルフイメージを高め、お子さんに自分は「〇〇できる人だ。」という感覚を育てることができます。

心理学の実験でも、「ダメな生徒たちだ。」と教師が思って教えた場合と「素晴らしい生徒たちだ。」と思って教えた場合とでは、同じクラスでも成績が違ったという結果がでています。よいイメージをもって接することでお子さんの自己効力感を高めることができるのです。

話を聴き、内面を言語化する

冒頭に述べたようにHSCの子はインプットが複雑で大量であるため、それらを上手にアウトプットするのが難しく、行動や結果、表に表れた部分だけを周囲がとらえてしまうとその子の心や頭の中で起きている動きを把握することができず、お子さんを誤った方向で理解してしまいかねません。人にとって理解してもらえたと感じることは大きな安心感につながります。そのためお子さんの話しに口を挟まず聴いてあげる。しんどそうにしていると充電させてあげる。まずは受け入れてあげることが大切です。

話をしっかりと受け止め、聴いていくうちに信頼関係が生れます。そして安心安全な感覚が得られて自分が守られていると感じれば子どもは自分の気持ちや考えを素直に表現していくことができます。言葉にはならないけれど心の底で感じていること、言葉にしたいけれどうまく言えない部分をくみ取ってあげればお子さんは自分の感情や考えを整理しやすくなります。話を聴きながら、お子さんが一生懸命頑張っている部分や強く関心をもっている部分を言語化してあげるのです。

洞察に優れている子からは「先生の〇〇が問題だ。」「なんで学校は〇〇させるんだ!」と反逆的だと思える意見がでる時もあるでしょう。でもそれでいいのです。その子なりの考えと感じ方があって、それを出すということが大事です。なぜなら自分の考えが受け入れられる場があることで自己効力感が育っていくからです。

最後に

セッションや講座をしていると「これまで私は子どもにひどいことを言ってしまった。」と反省されたり不安に思われるママがとても多いのですが決してそれでご自分を責めないでくださいね。

責めると必ず過去の原因を探しにいくことになります。そうすると脳はネガティブなことに意識を向けて不安や心配が増幅してしまいます。

ひどいことをいったとしても、その時のあなたにはそれが最善の策だったのです。優しくしたくてもできない、前向きな言葉をかけたくてもかけられない、十分お世話をしてくてもできない理由があったのです。

大切なのはこれからです。ママが自分にもつイメージも、ママがお子さんに持つイメージも、お子さんが自分に持つイメージも、お子さんがママに持つイメージも、自己効力感を高めれれば全部変えていけます。あなたがHSCのお子さんに自分らしく育ってほしいと願うなら、過去に目を向けるのではなく「これから何ができるのか?」に意識をむけましょう。

これを読んでいるママはきっと真面目で優しい方ばかりだと思います。子どもへの愛がなければここれだけの長い文章(すみません!)を読んで理解しようとは思わないからです。だから自信をもって下さいね。そしてお子さんの繊細さは豊かな感性であると信じて、お子さんに寄り添って、個性を磨き上げる旅を一緒に楽しんでいきましょう。この記事があなたの心の支えになると嬉しいです。

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