HSPママの疲れない子育てのコツ

子育てが辛い!HSPママ 5つの特徴と対策

「どうして私は元気で楽しく子育てができないの?」「子育てってこんなに辛いと思わなかった。」と感じているなら、もしかしたらあなたはHSP(人一倍敏感な人)ママかもしれません。

子育てに悩みはつきものですが、敏感なママだからこそ子育てが辛くなってしまうこともあるからです。

HSPは疾患でなく生まれつきの個性です。敏感さはプラスとマイナスの両面があるのですが、敏感なママは敏感だから起きてしまうマイナス面を軽くしていくと、子育てが楽になります。

私はHSPでHSCの子育てで悩み葛藤してきました。でもHSPならではの困りごとを解消していくと疲労困憊の日々から抜け出し、落ち着いて子育てできるようになりました。

この記事では私の経験も交えつつ、HSPママが子育てが辛いと感じてしまう5つの特徴と対策をお伝えします。

人は自分の置かれた状況を客観的にみられるようになるだけで気持ちが楽になると言われています。少しでもこの記事がお役に立つと嬉しいです。

 

心身共に疲れやすい

自分の限界を知って無理しない

HSPは生まれつき物事を深く処理する神経システムを持っています。

そのため外から入ってくる情報(人の視線や表情、物事の細部を観察)と自分の中でうまれる情報(音や光などの刺激に反応、第六感が働く、深く内省する)の両方に圧倒され、疲労がたまりやすいのです。

つまりHSPには十分な休憩が必要なのです。

ですが子育ては待ったなし。赤ちゃん時代は寝る時間を確保できず辛い思いをしているママも多いと思います。

大きくなったら習い事や塾の送迎やスケジュール管理で忙しく、HSCで敏感なお子さんなら心身のサポートにもかなりのエネルギーを使うことになり、一人リラックスしたり、思う存分ゆっくり寝るのは難しいと思います。

こんな時大切なのは他のママと同じになろうとしないことです。

「他のママは元気に楽しく子育てしているのにどうして私は・・。」と子育てを無理に頑張るとHSPママはつぶれてしまいます。

同じ状況に置かれていても、HSPは過敏すぎない人から比べると多くの情報を処理するので、単純に行動だけを同じにしようとすると、過敏すぎない人の何倍も疲れてしまうからです。

HSPにはよく寝る人や頑張りすぎた後、寝込んでしまう人が多いのは、そうやって疲れをとり自分の身を守っているからなのです。

私は長男が幼い頃人一倍手がかかり自分も疲れやすいのに、他のママと同じように「公園に連れていかないと・・。」「他の子と遊ばせてあげないと・・。」とかなり無理なスケジュールをこなしていました。

けれども何度か無理してダウンし最後は誰かに助けてもらう経験をするうちに気付いたのです。

苦手な事は人に頼ったり、やらなくていい家事は簡略化した方が自分も周りも笑顔でいられると。自分に負担のない活動量を決めて、優先順位をつけていくと疲れがたまらなくなりました。

ママが元気が一番

あなたがもし「疲れやすいな・・」「私って一人の時間がないと体がもたない。」と感じているなら早めに休み充電することを心掛けてさい。

なぜならママが元気でいることが子どもにとって一番幸せな事だからです。

ママが元気で心が安定すれば、子どもにエネルギーを注ぐことができます。お子さんが疲れやすく不安を感じがちでもママのそばで落ち着いて羽を休めることができるのです。

人にはそれぞれの適正な刺激量があるとパブロフの犬の実験で有名な心理学者のパブロフ氏も言っています。

HSPは受け取る情報量、湧き出る情報量が多いので、自分の限界を超えないように調整してください。もし疲れをためてしまったら自分を労わりましょう。休む事は活動することと同じ位大事なことです。休むことで活動の質があがるからです。

そして日頃からご機嫌になれる趣味や習慣をもち、やらなくてもいい事を見極めて、よいコンディションを保てるようにしていって下さいね。

私が我慢すればいい!?

共感力のメリットとデメリット

HSPは共感力の高い方が多く、子どもの気持ちがよくわかりきめ細やかなサポートができるので子育てにはプラスです。

けれども一方で子どもの気持ちがわかりすぎて辛い時があります。

例えば子どもが「思い通りにならず癇癪をおこす。」「体調が悪くて不機嫌。」「辛い事があってふさぎこんでいる。」場合、子どものネガティブな感情をスポンジのように吸収して不安やイライラを強く感じてしまうのです。

さらにそこで「自分が悲しそうな顔をしたら子どもを不安がらせるのでは?」と思い、自分の気持ちを抑え我慢してしまいます。

こんな時は自分の感情もちゃんと受け止めてあげましょう。

「ママだからしっかりしなくちゃ。」と自分の感情を無視して頑張っているとマイナスの感情が消化されず心身のストレスになってしまうからです。

マイナスの感情を隠さず、味わって解放してあげる方が我慢するよりも心身にプラスになります。それでママが元気になり安定していれば、最終的に子どもにもプラスになるのです。

感情をアウトプット

マイナスの感情を解放するには言葉にするのが一番です。頭の中がもやもやとした状態で考えると不安が広がりやすいので、自分の気持ちを紙に書きだしていきましょう。

頭の中が整理されイライラや不安が静まっていきます。

ポイントは、子どもの困り事を明確にし、それがどのように辛いのか、親と子の視点にわけて整理することです。

学校に行くのが嫌だという時、子どもも親も不安ですが、その感じ方は違います。

子どもは先生の怒鳴り声を聞いたり、給食の匂いが怖くて不安。一方ママは純粋に子どものことを心配するだけでなく、「先生に話をしたら対応してもらえるだろうか?」「こんなに敏感でこの先大丈夫だろうか?」と違う次元での不安を感じているものです。

このように自分の悩みと子どもの困りごとを分けて考えると、子どもが必要とするサポートと自分自身が必要とするサポートがわかり、対策も立てやすくなります。

子育ての正解を求めてしまう

子育ての軸があれば迷いや不安が減る

あなたは「子育て情報を集めているうちにどうすればいいかわからなくなった。」という経験はありませんか?

実はHSPママは「子育ての軸」を持つことで、子育ての迷いや不安を大幅に減らすことができます。

子育ての軸とは自分ならではの子育ての方針のことです。

なぜならHSPは周囲からの影響を受けやすいので、自分の軸が定まらないと、周りの情報や感情に振り回され迷いやすいからです。

反対に子育ての軸があれば、外部から受け止めきれないほどの情報が入ってきても、相手の立場になって考えたり、空気を読んで人に合わせても、自分の立ち位置に戻ることができます。

もしあなたが「子どもにどう接すればいいかわからない。」「子育ての情報がありすぎて迷う。」なら、子育ての軸を決めることで、すべきこととしなくていいことが整理でき迷わずにすみます。

子育ての軸の作り方

「どんな子に育てたいですか?」

「どんな子に育ったら嬉しいですか?」

「そのためにあなたができることは何ですか?」

「そのために何をしていきますか?」

これらの質問の答えになるのが、あなたの子育ての軸です。

軸とは価値観です。これがあれば自分の子育てで何が重要なのかがわかります。優先順位もつけられます。

軸がないと共感力の高いママは子どもの思いやその場の状況に流されてしまいます。私のクライアントさんはとても愛情深く心をこめて子育てしている方が多いです。けれども子どもの気持ちに寄り添っているうちに辛くなってどうすればいいかわからずご相談に来られるのです。

けれども子育ての軸を明確にしていただくことで、進むべき道が見えてきます。そして軸を意識し続けると、感情や周りの情報に振り回されないで済むようになり、心が安定するので、子育てもうまくいくようになるのです。

心配性

心配性=リスクに備えられる人

あなたはお子さんに対してこんな風に心配していませんか?

「気が弱くてこの先が心配。」「学校でやっていけないと社会から取り残されるのでは?」

どんなママもお子さんの将来のことが気になるものですがHSPのママは特にその傾向が強いかもしれません。いつも何かを心配していたり、大丈夫だと言われても他に問題はないかと何度も振り返ったり。

それはHSPはリスクに備える性質をもっているからです。

HSPママは子どもが幸せに育つために、細心の注意をはらって「今私にできることはないか?」と一生懸命考えているのです。

実は心配性にはよい面があります。それは生物学的に説明できます。

HSPの出現率は国籍男女差なく2割ですが、人類が進化するには大胆な8割がいる一方で危機に備え入念に準備する慎重派が2割というバランスが重要だったのではないかと言われています。

つまりHSPという慎重な2割がいることで人類は生き延びる可能性を高められたという説です。

「心配性=気苦労が絶えない。」と考えると「HSPは損。」だと思うかもしれません。

けれども事前に危険や問題点に気付き準備ができれば想定外のハプニングにあわずにすんだり、問題がおこるのを最小限にとどめることができますね。実際に楽観的な人は大きな失敗をしたり、予想外のハプニングに出会いやすいとも言われています。

心配性なママ=リスクに備えられるママだとご自身のことを肯定的にとらえて下さいね。

不要な心配を手放す

リスクに備え対策をしたら心配を手放すことが大切です。なぜなら心配や不安は危険を知らせるサインであり、危険に気付くことが大事だからです。

心配や不安は危険を知らせるために存在する感情だと言われています。

小さな子は大好きなママの姿が見えなくなると不安になって泣きます。それは不安を感じることで自分を守るママの不在に気付き、自分が生き延びられるように自分を守っているのです。

けれども大人は赤ちゃんのように無力ではないので、不安になれば危険を回避するための対策をとることができます。

心配事がある時は、自分が努力や工夫をすることで解決できる事に意識を集中させましょう。

脳は頭の中で描いたイメージに意識が向くようになっています。「どうすればうまくいくか?」と考えていくことで、それを達成するために必要な情報が得られたり、よいアイデアが浮かんだりします。

自分ができる限りの対策をとっていれば「よくやった。」と思うようにしてください。頑張ってもコントロールできそうにない事は受け入れていきましょう。

楽しみにしていた旅行で大雨に振られてもそれはあなたのせいではありませんよね?できる限りの対策や工夫をしてそれなりに楽しむ方法を考えたら、仕方ないと受け入れるのと同じです。

孤独感・疎外感

わかりあえる人が必ずいる

子育ての悩み安心して話せる人がいますか?

不思議な事に人間はどんなに悩んでいても、話を聞いてくれる人や同じ悩みを共有できる人がいると元気になれるものです。

特にHSPママは不安や心配事を一人で抱え込んでしまいがちなので、素直に話せる相手がいるととても励まされるはずです。

けれどもHSPママはそういう仲間を見つけるのが簡単でないかもしれません。

なぜならHSPは本質的で深い話が好きだからです。

生まれつき神経の処理が深いので深く感じ、考え、味わうのがデフォルト。しかもそれは2割という少数派。

世間の8割は2割が深く感じている間にどんどん話が次のステップに進んでいってしまうわけです。

だからママ友と一緒にいても、学校の先生に相談しても「あまり、わかってもらえない。」と違和感を覚えたり、言葉遣いなどが乱暴に感じられ「話すのが辛い。」と感じてしまうかもしれません。

心を開いていけば必ず出会える

そんなあなたに伝えたいのは諦めずにつながれる人を探すことです。5人に1人はHSPです。

もちろんHSPといっても敏感さの質も感じ方も様々です。

けれども、子育てが辛い時に「他のママはこんなにあっさりと立ち直れるのか・・」とギャップを感じるのであれば、あなたが自然だと感じる深さで話ができていない可能性が高いです。

「もう少し深い話がしたいな。」と思うなら、同じような思いの人がいる場所を探してみましょう。SNSなどオンライン上にはHSPの子育てに悩むママと出会う場は意外とたくさんあります。

私自身、仕事を通して色々な方と出会いますが、HSP気質の方はすぐにわかります。そういう方と話していると深い話ができ、心地いいからです。「あ!これこれHSP!」と思えるようなツボが押される感覚があります。

そのためには自分から勇気を出して一歩を踏み出すことが大事です。自分から踏み出すことで、同じ悩みや感覚をもったママとつながることができます。そしてそういうつながりは子育てで大きな救いになりますよ。

HSPママの子育てを楽にするコツ まとめ

自分を満たすと子育ては楽に

ここまでHSPママの子育ての悩みと対処方法を解説してきました。

すでにお気づきかもしれませんが、子育てを楽にしたければ、子どもをどうにかしようとするより、ママのコンディションを整えることが大切です。

ママという基礎がしっかりすれば、ママ自身が心地よく過ごせる時間が増えるだけでなく、子どもも安定します。

敏感な気質は生まれつきのもので一生かわることはありません。そして、HSPにはHSPならではの困りごとがありますが、HSPならではの素晴らしい力があります。

子どもの気持ちがよくわかり、観察力があり、賢明な判断ができます。場が平和で安全な場所になるように自然と配慮することができます。じっくり物事に取り組み、粘り強く頑張ります。

もちろんHSPにもいろいろな個性があるのでこの全部があてはまる訳ではありません。ある一面はとても敏感で、ある一面はそうでもないというケースもあります。

けれどもHSPは何かしらこういう「敏感だから素敵」な面をもっています。

敏感な自分を受け入れ自分を大事にしてあげましょう。するとプラスが育ちます。それはあなたの持って生まれた強みで、あなただけでなく子どもや家族を幸せにするためにも使えます。

私自身、疲れ傷ついている自分を理解し大切にしてあげるようになると、心の鎧がとれて、穏やかな気持ちで子育てができるようになりました。そして今はHSCの息子と深い話を楽しんだり、クライアントさんと深いレベルでの感情を共有できたり、子育ても仕事も敏感なままの自分で楽しむことができています。

だからあなたも諦めないでくださいね。

 

 

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